久しぶりのジテツウの帰り道
熊野市のユースホステル(青年の家やったか?)
あそこらあたりで、国道のど真ん中に車を停めて
話し込んでいる人達がいました。
ま~、えらいとこに車停めて・・・常識って何かね?
と、少し不快に思いつつ、
その横を自転車でスルーし~かけたその時
国道で話をしていた、そのおばぁが振り返って
「ちょっと、兄さん!」と俺を呼び止めたわけで。
「え?」と思って立ち止まると、停まっていた車が急発進して走り去り
「え?え?」とこっちが戸惑うような妙~な状況になりまして
で、おばぁ曰く
「兄さん・・・羽市木ってどこ?」
この時点で 「あれ?」っと思ったんやけど
とりあえず、私答えました
「え?羽市木かい?
・・・羽市木いうたら、今、ここがその羽市木やと思うけど。」
で、次に出てきたおばぁのこの言葉で
その「あれ?」が確信に変わりました。
「兄さん・・・私の家、知らんかい? 」
・・・
ま、正直・・・徘徊かよ~!
と、面倒な事になったと思いました。
でも・・・見捨てるわけにいかんぢゃない!
だから、探したがな。 一緒に歩いて。
でも、捜査対象が
生まれて初めて会ったおばぁさんの
全然見たことのない家だったから
しかも、手っ取り早く、おばぁの名前と電話番号を聞いて
家の人に電話で迎えにきてもらおうと思ったら
「息子に怒られる・・・」ということやったんで・・・
最初は、雲をつかむような話でした。
でも、冷静に状況を分析していくと
この時期にしては、薄着と素足にサンダルだったこと。
乳母車は無かったけども、結構、足元がフラフラしていたこと。
で、「羽市木」を探していたということ。
この点を勘案すると
「家はこの近辺やな!」というのは推測できたので
で、そうなってくると地形的にポイントは絞られくるので
あとは、おばぁとの会話の中でヒントを探って
それに当てはまりそうな場所を片っ端から潰していったら
意外とあっさり見つかったYO!・・・おばぁの家。
花の窟のすぐ近くで、ほんに近所やったけどね。
でも、逆に考えたら、
家からすぐ近くのところで、迷って帰れなくなったという事だから
おばさん!なかなか深刻な状態やの!
・・・と思ったりしたけども、とりあえず、
無事に家に帰せて何よりです。
ということで
あれよ~、最初呼び止められたときに無視せなんで良かったよ。
もし、あそこでスルーして家に帰ってきたったくらいなら
今頃、寝つき悪かったぞ。・・・気になって。
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